カフェBGM完全ガイド|おすすめジャンル5選と著作権・時間帯別の選曲術【2026年版】

「カフェを開くならBGMにもこだわりたい。でも何を流せばいいのか、そもそも手持ちのスマホから流していいのかが分からない」——カフェのBGMには、選曲のセンスと著作権の知識の両方が求められます。実際、市販CDや個人向けサブスクをそのまま店内で流すと、著作権法違反にあたる可能性があります。
結論から言うと、カフェのBGMは著作権処理済みの店舗向けBGMサービス(月額980円〜)で、ジャズ・ボサノバ・Lo-fiなどを時間帯に合わせて流すのが最適解です。JASRACへの申請も、CDを買い集める手間もいりません。
この記事でわかること:
- カフェBGMが売上・滞在時間に与える効果(学術研究ベース)
- カフェに合うおすすめジャンル5選と時間帯別・タイプ別の選曲術
- カフェでBGMを流すのは違法?5つの方法の合法性とコスト比較
- JASRAC使用料の実額と手続き、見落としがちな「複製権」の注意点
- カフェ向け店舗BGMサービス7社の比較【2026年版】
※ 2026年時点の公開情報をもとにしています。料金や条件は変わることがあるので、必ず各社の公式サイトで最新情報を確認してください。
目次
カフェBGMが売上・滞在時間に与える4つの効果
カフェのBGMには、雰囲気づくり・会話のマスキング・滞在時間のコントロール・ブランディングの4つの効果があります。学術論文「飲食店内のBGMの効果」(谷口、日本心理学会大会発表論文集 71回)でも、BGMには店内の落ち着き・高級感を演出するイメージ誘導効果、雑音をマスクする聴覚的マスキング効果、緊張を和らげる感情誘導効果があると報告されています。

1. 雰囲気づくり(イメージ誘導)
コーヒーの香りと同じくらい、音はカフェの第一印象を決めます。同じ内装でも、ジャズが流れる店とアップテンポなポップスが流れる店では、客が受け取る「店の性格」がまったく変わります。
2. 会話と生活音のマスキング
BGMには、隣席の会話・食器の音・エスプレッソマシンの作動音などをほどよく覆い隠すマスキング効果があります。無音の店内では小さな物音まで気になってしまい、客同士の会話も遠慮がちになります。
3. 滞在時間と回転率のコントロール
BGMのテンポが飲食店の回転率や客単価に影響することは、レストランで行われたBGMテンポ実験で示唆されています(出典:Milliman, R.E. (1986). The Influence of Background Music on the Behavior of Restaurant Patrons. Journal of Consumer Research, 13(2), 286–289.)。スローテンポの曲は滞在を延ばして追加注文を促しやすく、アップテンポの曲は回転を早める傾向があります。
ゆっくり過ごしてほしいカフェはスロー〜ミドルテンポ、ランチ回転を重視するカフェは速めのテンポと、狙いに合わせて使い分けられます。
4. ブランディング(また来たくなる店の記憶)
「あの店はいつも良い音楽がかかっている」という印象は、味や内装と並ぶ再来店の理由になります。選曲に一貫性を持たせることで、SNSや口コミで語られる「お店らしさ」が育ちます。
カフェにおすすめのBGMジャンル5選【雰囲気別】
カフェのBGMで定番かつ失敗しにくいのは、ジャズ・ボサノバ・アコースティック・Lo-fi(チルホップ)・ピアノ/クラシックの5ジャンルです。いわゆる「カフェ音楽(カフェミュージック)」と呼ばれるおしゃれな選曲は、ほぼこの5系統の組み合わせです。いずれも歌詞が主張しすぎず、会話や読書の邪魔をしにくいのが共通点です。

1. ジャズ|「カフェらしさ」の王道
カフェミュージックと聞いて多くの人が思い浮かべるのがジャズです。4ビートのゆったりしたリズムは速い曲でも落ち着いて聴こえ、時間帯を問わず使えるのが強みです。おしゃれさと居心地の良さを両立したい店の第一候補です。
2. ボサノバ|明るさと柔らかさの両立
ジャズほど渋くなく、ポップスほど主張しない中間的なジャンルです。ポルトガル語や英語のボーカル曲が多く、日本語の歌詞と違って客の会話を邪魔しにくいのも利点です。ランチタイムや春夏の昼下がりによく合います。
3. アコースティック(ギター・カフェポップ)
アコースティックギター中心のインストゥルメンタルは、ナチュラル系・木目基調の内装と好相性です。角のない音色で、幅広い年齢層に受け入れられやすいジャンルです。
4. Lo-fi・チルホップ|作業カフェ・若年層向けの新定番
近年、勉強や作業のBGMとして若い世代に浸透しているのがLo-fi(ローファイ)ヒップホップです。一定のビートが続くため集中しやすく、電源席やノマドワーカーの多いカフェにフィットします。
5. ピアノ・クラシック|静かな時間を演出
ソロピアノや室内楽は、朝の開店直後や落ち着いた喫茶店に向いています。クラシックには著作権保護期間が満了した楽曲もありますが、演奏者やレコード会社の権利(著作隣接権)が残っている音源も多いため、「クラシックなら何でも自由に流せる」わけではない点に注意が必要です。
時間帯別の選曲ガイド|モーニングからクローズまで
カフェの客層は時間帯で入れ替わるため、BGMも「朝は爽やか・昼は軽快・午後はゆったり・夜はしっとり」と切り替えるのが基本です。大手コーヒーチェーンでも、時間帯によって選曲の雰囲気を変える運用が知られています。
| 時間帯 | 客層の例 | おすすめの選曲 | テンポ |
|---|---|---|---|
| モーニング(開店〜10時) | 出勤前・モーニング常連 | 爽やかなアコースティック、明るいピアノ | ミドル |
| ランチ(11〜14時) | 会社員・主婦層・グループ | ボサノバ、軽快なジャズ | やや速め |
| アイドルタイム(14〜17時) | 読書・作業・おしゃべり | Lo-fi、スロージャズ、アコースティック | スロー〜ミドル |
| 夕方〜クローズ | 仕事帰り・カップル | しっとりしたジャズ、ピアノ | スロー |
ランチの回転を上げたい店はテンポ速めに、午後はゆったり過ごしてもらって追加のドリンクやスイーツを促す、というのがセオリーです(テンポと滞在時間の関係は前述のMilliman実験参照)。
プレイリストの手動切り替えは続かない
時間帯別の選曲は効果的な一方、営業中にスタッフがプレイリストを替える運用は忙しい時間帯ほど忘れがちです。店舗向けBGMサービスの中には、時間帯ごとにプレイリストを自動で切り替えるスケジュール機能を備えたものがあります。開店前に一度設定しておけば、朝・昼・夜の選曲切り替えが自動化でき、閉店まで音楽に手を触れる必要がありません。
カフェのタイプ別BGM戦略【6タイプ】
同じ「カフェ」でも、純喫茶とノマド向けカフェでは最適なBGMがまったく違います。自分の店がどのタイプに近いかで選曲の軸を決めると、内装・客層・音楽が一本の線でつながります。
| カフェのタイプ | おすすめジャンル | 選曲のポイント |
|---|---|---|
| 純喫茶・レトロ喫茶 | クラシック、昭和歌謡インスト、スロージャズ | 「懐かしさ」を統一感の軸に。音量は控えめに |
| ブックカフェ | ピアノソロ、アンビエント、Lo-fi | 歌詞のないインスト中心。ページをめくる静けさを守る |
| 作業・ノマド向けカフェ | Lo-fi、チルホップ、ミニマルなエレクトロニカ | 一定のリズムで集中を支える。曲間の無音が少ないものを |
| スイーツ・パンケーキ系 | ポップなボサノバ、フレンチポップ風インスト | 写真を撮りたくなる「かわいい」世界観に合わせる |
| ロースタリー・スペシャルティ系 | ジャズ、ソウル、アコースティック | コーヒーの専門性に合う大人の落ち着きを |
| コミュニティ・ドッグカフェ | 明るいアコースティック、ハワイアン | 会話がしやすい明るさ重視。刺激的な音は避ける |
迷ったら、内装の「素材」に音を合わせるのが近道です。木目ならアコースティック、コンクリート打ちっぱなしならLo-fiやジャズ、アンティーク家具ならクラシック——と質感をそろえると、大きく外しません。
カフェでBGMを流すのは違法?合法な5つの方法を比較
カフェで音楽を流す方法は大きく5つあり、「合法かつ手間が少ない」のは店舗向けBGMサービスです。市販CDやSpotifyなどの個人向けサブスクをそのまま流す方法は、著作権や利用規約の面で問題があります。
| 方法 | 合法性 | 月額目安 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 店舗向けBGMサービス(アプリ・有線放送) | 合法 | 980円〜6,000円台 | 著作権処理込み。最有力 |
| 著作権フリー音源・フリーBGMサイト | 条件付きで合法 | 0円〜 | 「商用利用可」の規約確認が必須。選曲・管理は手動 |
| CD購入+JASRAC申請 | 申請すれば合法 | 年6,000円(税別)〜+CD代 | 申請手続きが必要。端末への取り込みは複製権に注意 |
| テレビ・ラジオ放送をそのまま流す | 条件付きで合法 | 0円 | 著作権法38条3項の範囲内。選曲はできない |
| 個人向けサブスク(Spotify等)・YouTube | NG | — | 規約違反かつ著作権法違反のリスク |
※「条件付きで合法」の具体的な条件(商用利用規約・複製権・著作権法38条3項の範囲)は、このあとの本文で解説しています。
SpotifyやYouTubeがNGな理由は「規約に明記されているから」
Spotifyの公式サポートページには、以下のように明記されています。
利用規約に記載されている通り、Spotifyは個人および非営利目的でのみ使用できます。つまり、バー、レストラン、学校、店舗、サロン、ダンススタジオ、ラジオ局などの事業所で、公にSpotifyを放送または再生することはできません。
YouTubeも利用規約で店舗などでの再生を認めていません。
不特定または多数の人のために、本サービスの動画を上映したり、音楽をストリーミングしたりすることはできません。 (出典:YouTube利用規約)
つまり個人向けサービスの店内利用は、各サービスとの契約違反(アカウント停止・損害賠償請求の根拠)になるうえ、著作権のある楽曲を無許諾で公衆に流す形になるため、著作権法違反にあたる可能性もあります。「個人アカウントで月1,000円払っているから大丈夫」とはならない点に注意してください。
カフェBGMの著作権まるわかり|JASRAC使用料と手続き
カフェで市販の音楽を流す行為は著作権法上の「演奏」にあたり、原則として権利処理が必要です。店内BGMは無料のサービスではなく、「著作物を公衆に聞かせる営利利用」として扱われます。
なぜ「買ったCD」でも自由に流せないのか
著作権法には「演奏権」(著作権法第22条)という権利があり、楽曲を公衆に向けて再生する行為は作詞者・作曲者の許諾が必要です。CDを買ったときに得ているのは「私的に聴く権利」であって、「店の客に聞かせる権利」ではありません。
なお著作権法上、非営利・無料・無報酬の3条件をすべて満たす場合には例外的に許諾不要となりますが、営利施設であるカフェのBGMがこの例外にあたることはまずありません。
JASRAC使用料の実額|一般的なカフェなら年額6,000円(税別)
JASRAC(日本音楽著作権協会)に申請する場合の使用料は店舗面積で決まり、500㎡以下の店舗なら年額6,000円・月額1,200円(いずれも税別)です(出典:JASRAC「各種施設でのBGM」)。個人経営のカフェのほとんどは最小区分の500㎡以下に収まります。
申請はオンラインで受付されており、書類のやり取りを含めて利用開始まで2週間程度かかる場合があります。
見落としがちな「複製権」の罠|CDをスマホに取り込むのは別の権利
JASRACにBGM申請をしても、それでカバーされるのは「演奏」だけです。購入したCDをパソコンやスマホ、USBメモリに取り込んで店で流す場合は「複製」にあたり、JASRACの演奏権処理とは別に、レコード会社などが持つ著作隣接権(複製権)の許諾が必要になる場合があります。
「CDプレーヤーでそのまま再生」なら演奏権の処理だけで済みますが、「取り込んでプレイリスト化」した瞬間に別の権利が関わる——ここは店舗BGMでもっとも誤解が多いポイントです。
無断利用のリスク|民事調停・損害賠償の実例
著作権のある楽曲を無許諾で店舗で流した場合、著作権法上は10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金(またはその両方)が科される可能性があります。実際にJASRACは2015年6月、BGMの権利手続きをしていない全国171事業者・258施設に対して民事調停を一斉に申し立てました(出典:AV Watch 2015年6月9日報道)。対象には飲食店や美容室が含まれます。なお、この民事調停は未払い使用料の支払いを求める民事上の手続きであり、前述の刑事罰とは別の枠組みです。
「小さい店だから大丈夫」という考えは通用しなくなっています。年間数千円〜の正規手続きで避けられるリスクなので、必ずいずれかの合法的な方法を選んでください。
コスト実額比較|JASRAC申請とBGMサービスどちらが安い?
「JASRACに直接申請したほうが安い」と思われがちですが、音源代と手間を含めた実質コストでは店舗BGMサービスが逆転するケースが多くあります。
| 項目 | CD購入+JASRAC申請 | 店舗BGMサービス(例: BGM Pro 2年プラン) |
|---|---|---|
| 権利処理コスト | 年6,000円(税別) | 月額に込み |
| 音源コスト | CD 1枚3,000円前後 × 必要枚数 | 月額に込み(約5,000曲) |
| 年間実額の目安 | 6,600円+CD代(10枚なら約30,000円) | 11,760円(月980円×12・税込) |
| 選曲の手間 | すべて自分で購入・管理 | 業種別プレイリストから選ぶだけ |
| 曲の鮮度 | 買い足さない限り固定 | 定期的に追加・更新 |
| 複製権の心配 | 端末取り込みは要注意 | サービス側で処理済み・不要 |
※ JASRAC使用料はJASRAC公式の料金規定、CD価格は一般的な市販CDの目安です。
CDを毎シーズン買い足して選曲を維持する運用は、金額でも手間でもサブスク型に勝ちにくいのが実情です。月1,000円前後の店舗向けサービスなら、権利処理・選曲・曲の更新までまとめて解決できます。
なお業務用BGMサービスの相場は月額3,000円〜1万円程度と紹介されることが多いですが(参考:PatentRevenue)、近年はアプリ型なら月額980円〜1,980円で導入できます。安さの理由はシンプルで、専用チューナーなどの機器を使わず、手持ちのスマホ・タブレットで再生する仕組みだからです。
カフェ向け店舗BGMサービス7社比較【2026年版】
個人〜小規模カフェならアプリ型(月額350円〜2,000円前後)、多店舗・大型店なら大手の有線系(月額3,000円〜)が目安です。カフェ向けに主要7サービスを比較しました。
| サービス | 最安月額 | 無料トライアル | 業種別プレイリスト | 対応端末 | 運営会社 |
|---|---|---|---|---|---|
| BGM Pro | 980円(2年・税込) | 7日間(カード登録不要) | あり | iOS / Android / Fire / PC(ブラウザ) | 株式会社Easy |
| ナッシュ音楽チャンネル | 350円〜 | 14日間 | なし | iOS / Android | 株式会社ナッシュスタジオ |
| Simple BGM | 550円〜1,100円 | 4時間のみ | あり | iOS / Android | 株式会社ワールドスケープ |
| BGMC Station | 1,078円(2年・税込) | 14日間 | あり(カフェ系に強み) | iOS / Android / Fire / PC | CLAP's Inc. |
| モンスター・チャンネル | 1,880円(2年・税抜) | 14日間 | あり | iOS / Android / Fire / PC | モンスターラボ |
| OTORAKU -音・楽- | 3,280円(3年契約・税抜)/通常4,080円 | 最大31日間 | あり | iOS / Android | 株式会社USEN |
| USEN MUSIC | 公式非公開・要問い合わせ | 記載なし | あり | 専用チューナー等 | 株式会社USEN |
※ 各社の料金・条件は2026年7月時点の公式サイト・アプリストア情報にもとづきます。税込・税抜の別に注意してください。
BGM Pro|月額980円でカフェ向けプレイリストと自動切り替え
BGM Proは、全楽曲を商用利用OKのオリジナル楽曲(AI技術を活用して制作)でそろえた店舗向けBGMアプリです。JASRAC等への申請や追加の著作権料は不要で、約5,000曲・オールジャンルから業種・雰囲気別のプレイリストを選べます。
料金は2年プランで月額980円・1年プランで月額1,480円・月額プランで1,980円(いずれも税込・初期費用無料)。時間帯ごとにプレイリストを自動で切り替えるスケジュール機能があるため、モーニングからクローズまでの選曲切り替えを自動化できます。iPhone・iPad・Android・Fireタブレット・PCブラウザに対応し、専用機器は不要。1契約で同一店舗内の端末台数に上限がありません。
7日間の無料トライアルはクレジットカード登録不要・自動課金なしで試せます。
ナッシュ音楽チャンネル|とにかく安く始めたい店向け
月額350円〜という低価格が特徴のBGMサービスです。業種別プレイリストはないため、選曲は自分で組み立てる必要があります。曲数や機能よりもまず価格を重視する店に向いています。
→ 公式サイト
Simple BGM|シンプル操作の低価格アプリ
月額550円〜1,100円で、カフェ・美容室などの店舗向けをうたうBGMアプリです。無料トライアルは4時間のみと短いため、操作感を試したらすぐに判断する必要があります。
→ 公式サイト
BGMC Station|「カフェ音楽」のYouTube発サービス
YouTubeの「Cafe Music BGM channel」を運営するCLAP's Inc.のサービスで、カフェミュージックに強いのが特徴です。楽曲は生演奏のインストゥルメンタル中心で、カフェとの相性は良好です。料金は2年契約で月額1,078円・1年契約で月額1,738円(いずれも税込)、14日間の無料トライアルがあります。
→ 公式サイト
モンスター・チャンネル|プラン構成が柔軟な中堅どころ
2年プラン月額1,880円・1年プラン2,380円・月額プラン2,880円(いずれも税抜)の3プラン構成です。業種別プレイリストとスケジュール機能を備えます。
→ 公式サイト
OTORAKU -音・楽-|USEN系のアプリ型サービス
USENが運営するアプリ型BGMサービスで、3年契約で月額3,280円(税抜)・通常4,080円(税抜)です。プレイリストを自作できる自由度が特徴で、最大31日間の無料体験があります。
→ 公式サイト
USEN MUSIC|大手有線の安心感・多店舗向け
店舗BGMの最大手USENの主力サービスです。料金は公式サイトでは非公開で、問い合わせが必要です。BGM以外の店舗支援サービスとの組み合わせ提案が中心のため、多店舗展開や大型店に向いています。
→ 公式サイト
音量・スピーカー配置の実務ポイント

カフェのBGMは「会話より少し小さい音量」が基本です。BGMが主役になってしまうと、会話・読書・作業というカフェの過ごし方すべてを邪魔してしまいます。
- 音量の目安: 客同士が声を張らずに会話できて、なおかつ無音の気まずさを感じない程度。迷ったら「小さすぎるかな」と感じるラインから少しずつ上げます
- 時間帯で音量も変える: 静かな朝は小さめ、ざわつくランチタイムはやや大きめにすると、マスキング効果を保てます
- スピーカーはお客様の頭上か対角に: レジ・厨房側だけに置くと、席によって音量差が大きくなります。小型スピーカーを複数、分散配置するのが理想です
- カウンター内の作業音に注意: エスプレッソマシンやグラインダーの近くでは音楽が聞こえにくくなります。マシン稼働時間帯だけ半歩音量を上げるのも手です
よくある質問(FAQ)
Q1:カフェでBGMを流す場合、使用料はいくらかかりますか?
A. 店舗向けBGMサービスなら月額980円〜(税込)、JASRACに直接申請する場合は500㎡以下の店舗で年額6,000円(税別)+市販CDなどの音源代が目安です(JASRAC使用料の出典:JASRAC公式)。店舗向けBGMサービスは著作権処理と音源がセットになっているため、トータルの手間とコストでは有利になりやすい選択肢です。
Q2:店内でBGMを流すのは違法ですか?
A. 著作権のある楽曲を無許諾で店内に流すと演奏権侵害となり、違法行為にあたる可能性がありますが、JASRACへの申請または著作権処理済みの店舗向けBGMサービス(月額980円〜)を使えば合法的に流せます。「店内(公衆)に聞かせる再生」は私的利用と違い、原則として権利処理が必要です。
Q3:著作権フリーの曲だけでカフェのBGMを運用できますか?
A. 可能ですが、規約確認と選曲の手間がかかります。フリーBGMサイトの楽曲は「商用利用可」かどうかをサイトごと・楽曲ごとに確認する必要があり、営業時間ぶんのプレイリストを自分で組んで更新し続ける手間もあります。コストを最優先する場合の選択肢です。
Q4:YouTubeのカフェミュージック動画をお店で流すのはOKですか?
A. NGです。YouTubeの利用規約は不特定多数への上映・ストリーミングを認めていません。「著作権フリー」「作業用BGM」と書かれた動画でも、店舗での再生はYouTube規約違反にあたり、楽曲によっては著作権法違反のリスクもあります。
Q5:スターバックスみたいなBGMにしたいのですが、どうすればいいですか?
A. ジャズ・ボサノバ・ソウル系のインストゥルメンタル中心のプレイリストを、時間帯で切り替えるのが近道です。朝は爽やかに、昼は軽快に、夕方以降はしっとりと変化をつけると、大手チェーンのような空気感に近づきます。店舗向けBGMサービスのカフェ向けプレイリストなら、この系統の選曲がまとまっています。
Q6:テレビやラジオをそのまま流すのは大丈夫ですか?
A. 放送をリアルタイムでそのまま流す場合は、著作権法38条3項の範囲で手続き不要とされています。ただし録音して後から再生する、インターネットラジオを流すといった使い方は対象外になる場合があります。また選曲やCMをコントロールできないため、カフェの雰囲気づくりには不向きです。
Q7:USENとBGM Proはどう違いますか?
A. USEN MUSICは専用機器を使う多店舗・大型店向けの総合サービス、BGM Proは手持ちの端末で使う低価格アプリ型です。料金はUSEN MUSICが要問い合わせ(非公開)なのに対し、BGM Proは月額980円〜(税込)と明朗です。個人経営のカフェでコストを抑えたいならアプリ型から試すのがおすすめです。
Q8:BGM Proの楽曲はAIが作った曲と聞きましたが、品質は大丈夫ですか?
A. BGM Proの楽曲はAI技術を活用して制作したオリジナル楽曲で、その旨は公式FAQでも公表されています。人の耳でセレクトしたうえで業種・雰囲気別のプレイリストに編成しており、カフェ向けのジャズ・ボサノバ・アコースティック系も揃っています。7日間の無料トライアル(カード登録不要)で、実際に店内で流して品質を確かめられます。
まとめ:カフェBGMは著作権込みのサービスで「時間帯別」に流す
カフェのBGMは、ジャズ・ボサノバ・Lo-fiなどの定番ジャンルを軸に、モーニングからクローズまで時間帯で切り替えるのが基本です。一方で、市販CDや個人向けサブスクをそのまま流すのは規約違反や著作権法違反のリスクがあるため、権利処理済みの店舗向けBGMサービスを使うのが安全です。
この記事で紹介したサービスの多くは無料トライアルを用意しています。気になったサービスは、実際に自分の店で流してみて、内装や客層に合うかを耳で確かめてから決めてください。
迷ったら、月額980円〜(税込・初期費用0円)で業種別プレイリストとスケジュール機能がそろった BGM Pro がおすすめです。クレジットカード登録不要の7日間無料トライアルで、明日の開店からカフェの音を変えられます。
※ 2026年時点の公開情報をもとにしています。料金や条件は変わることがあるので、必ず各社の公式サイトで最新情報を確認してください。
この記事の著者
網谷泰平BGM Pro 編集責任者
店舗BGMアプリ「BGM Pro」を運営する店舗音楽の専門家。飲食店・美容室・サロン・ホテル・クリニックなど全業種に最適な店舗向けBGMの制作・選定に累計5,000曲以上携わってきました。マガジンでは、著作権・業種別の選曲ノウハウ・店舗の雰囲気づくりなど、現場で役立つ情報の企画・執筆・監修を担当しています。
